介護生活⑧ひとり [雑感]

 
 義母の葬式を済ませ来月中旬の納骨式を控えた生活の中だ。 20年位は耳鳴りが続いてはいるが、最近やけに大きく感じる。 なぜかな。介護の生活は終わった。長く夜寝ない生活をしてきたせいか、 夜中になると眠気がしなくなる。布団に入ると尚更だ。肺気腫という診断を受けて 18年目、呼吸器を装着して10年目、肺が全く機能しなくなっていた。 苦しい呼吸の中で生きてきたのを見てきた。 もう苦しまなくて楽になって良かったんだ。と思う。思うけども。 後悔も多い。自宅での生活をのぞむ母の気持ちに沿った。 だけど所詮素人介護。たとえば、なるべく横になっていた方が体力的に いいと思ったから横になる事ばかりすすめた。肺が悪い人は上半身、 起こしている方が楽だというのは大分経ってからやっと知った。 喉がおおごとといえば浅田飴を買ってきてベットのテーブルに置いた。 今年になって薬局で買い足す時、薬局の人に声を掛けられた。 病状を聞かれて、肺気腫の事を話すと、痰切り剤や関係した薬は 飲んでいるはずだから、薬の2重摂取状態になると警告された。 なのでちょっとおおごとそうな時だけ一粒渡すようにした。 いくつもの後悔がある。昨日夜10時半ごろまで家で1人だった。 今までは動くのも不自由な病人とはいえ1人になる事は無かった。 いつ以来だろう、夕方玄関のカギを掛けた。












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